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基本的に留意すべき点については、僕のこのサイト内のバ国の電源事情のページ内の「電気についてのいくつかの情報」に書いてありますので、併せてご参照下さい。
発展途上国においても、データ整理・報告書作成・メール・Skypeなどパソコンを使うことは必須です。たぶん移動のしやすさからノートタイプのものをお使いのことと思います。このノートタイプは、ACアダプターを介して、電気が供給されています。すなわちこのACアダプターが、命綱とも言えます。
発展途上国では、宿泊先のホテルでも、職場でも、よく停電が発生します。最近では停電の発生とともに、自動的に発動発電機が作動し、とりあえず数十秒後には電気は回復するようになってきています。この停電時や電源切り替え時に、強いノイズが発生していることをご存じでしょうか。このノイズは、短時間に非常に高い電圧が発生するなどの現象です。日本では落雷により発生することがあり、都市部でも家庭用電化製品の電源が壊れることが、まれですがニュースになっています。
実はノートPCのACアダプターがこのノイズにやられて、焼き付いてしまうことがあります。最近のACアダプターは軽くかつ小さくするため、あまりノイズに対して強く作られていません。私の場合、日本国内の大都市圏にある某大学の研究室でこのノイズにやられてしまったことがあります。ACアダプターから一瞬の少量の煙と、焼けこげた匂いが発生し、全くACアダプターが機能しなくなりました。
発展途上国でこの焼き付きが起きた場合、どのようになるでしょうか。もちろん同じ規格のACアダプターを探しに行かねばなりません。首都近郊ならまだよいのですが、地方(ルーラルエリア)だった場合、PCをあきらめるか、仕事を中断するかの選択にせまられます。
発展途上国においては、現地の方たちも同じ問題に直面しています。このためどこの国でもregulatorと呼ばれる電源安定化装置が売られています。この装置は、電源の電圧を正常な電圧にし、かつノイズも除去してくれるものです。
私が今滞在している南米の国で使用している装置をご紹介します。これはアメリカのAPCという電源装置メーカーのもので、ブラジル製です。高いものを購入できなかったため、出力は300VAしかありません。ノートパソコンとちょっとした周辺機器のみが接続でき、価格は日本円にして2,000円程度です。
input電圧やコンセントの形状が各国で異なりますので、私は滞在している現地で購入することをお勧めします。普通のレギュレターは、本体に接続する(入力・出力)コンセントの形状は、多くの種類に対応できるようになっています。ただし日本のコンセント形状とは一致ない場合もありますので、購入の際に変換コネクターも合わせて購入すると良いでしょう。安定化装置を販売しているお店なら、たいてい変換コネクターは置いてありますし、もしなくても売っているお店を紹介してくれます。
僕が使用している安定化装置(APC Line-R 300)
実はこのような電源安定化装置は、日本ではほとんど売られていません。供給されている電気の質が良いのため買う人がいないことに加え、このような低価格では販売のメリットがないからでしょう。強いて探すとすれば、雷のサージ電流防止装置ぐらいでしょうが、それもこのような価格では買うことはできません。
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