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ハンディGPSで使える定点測位ソフトウエアの紹介
1)Visual GPSを基点測位に用いて、実際に動かしている画面です。
・使用したGPS:GPS315(マゼラン)
・この時刻のDOP:GPS Planningでは、トータルで4以下。
・測位の平均に用いたスレッシュホールド(しきい値:その値よりも悪いものは除外する)
Lat/Lon ave. HDOP : 3.0
Elevation ave. VDOP : 3.0
2)この画面の説明
画面左上から
・各衛星の信号強度とSN比
・NMEAのモニタリング
・衛星の配置
右のウインドウは
・上:測位図
・下左:測位した標高
・下右:測位結果
これらのウインドウは、自由に配置できる。
3)プロパティやデータセーブ、ロギング開始終了などの設定は、各ウインドウで右クリックです。
印刷は、各ウインドウをアクティブにしてから、行います。
4)Survey windowのStdDevとは、平均値のStandard Deviation(標準偏差)の事です。
すなわち、1シグマを表しています。このサイト内の化学分析の検出限界値のところでも説明していますが、一般的には3〜5シグマが検出限界値として考えられています。VisualGPSでは0(ゼロ)に対する1シグマを検出限界値として考えているようですが、ちょっと良すぎると思いますので、表示されているSD値の3倍を測位検出限界(注1:誤差ではない)として考えた方が良いと思います。この例の場合では、1m程度でしょう。ただしこの距離は、GPSによる楕円球体上での距離ですので、実際の地上距離とは異なります。
注1)SD値は測位検出限界であって誤差ではない:最終の平均化された測位点に対する誤差は、あくまでも、全ての観測された東西南北それぞれの東限測位点、西限測位点、南限測位点、北限測位点の距離になる。「測位検出限界」とは、それぞれ観測された測位点おのおのの信頼できる範囲と考えるとわかりやすい。なおこの言葉は、このページのために僕が勝手に作った言葉で、実際の測位の分野ではなんと呼ばれているか知りません。
5)測位の平均化方法は以下の2つ。まあ普通は最小二乗法を採用して良いと思う。両方表示しているのは、好感が持てるが、r2とかもうちょっと情報が欲しいなぁ。
・単純な算術平均(Mean Ave):Σ数値÷個数
・最小二乗法(RSQ Ave)
6)誤差を求める(南限と北限間の距離、東限と西限間の距離)方法
・距離を求める基点をマウスで決定後左クリック、求めたい距離までの点にて、シフト+左クリック
・ウインドウ左下に距離が表示される。
・上記の例では、約2〜3m。
7)使いにくい点(英語の得意な方がおられましたら、ぜひとも改良点をVisualGPS制作者にメールをお願いします)
・Survey windowの測位図の縮尺が変更できない。SAが解除されたので、もっと拡大できれば良いのに。
・測位結果が、テキストでセーブできない。印刷は格好いいのに。
・時刻もGPS衛星から来るUTMだけではなく、PCで設定しているローカル時刻になればいいのに。
・設定は各ウインドウごとに行わなければならないのが、面倒。ツールバーのプロパティで一度にできればいいのに。
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