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デジタルマッピングツールとヒント
1)各種ユーティリティー
・ビューワー
E00やMIFなどのGIS系フォーマットファイルに強いViewer(フリーで利用可能)
・GIS系ファイルの読み書き変換に困ったら
紹介する下記サイトにあるFileformatとFreewareのページが参考になる。
フリーウエア一覧表に、読み書きできるファイルの拡張子を表示しているので、目的のソフトを探しやすい。またその拡張子に説明のリンクが張ってあるので、この点もわかりやすい。
また逆に拡張子の説明表に、読み書きできるフリーウエアも表示されているので、至れり尽くせり。
2)標高データと地形図を重ねて、地形図を3Dとして表示させる
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標高データと衛星画像を重ねあわせ、衛星画像を立体的に表示させたもの
(作り方は、下記手順を参照の事)
元にした標高データは、ハンディGPSに自動で記録されたTrackデータ。約500ポイント。
やっぱりGPSの標高データは、使い物になりませんなぁ。場所はバングラデシュで、周りに木もなければ、建物も送電線もない、GPSにとっては最高の場所なんですけれどね。
グリッドエディターで、適当に標高データを造るかなぁ。
でも恐ろしいことに、写真と重ねると、それっぽく見えちゃうでしょ。
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作成概要
1)地形図のない地域で、サーファーでコンターマップ用グリッドファイルを作成し、これを3DEMに読み込ませ、地形表示を行う。XY座標は、GPSのページで説明したものを使用。
2)これを3D地形に表示させ、かつベースマップに衛星画像を重ね合わせ、衛星画像をあたかも立体的な画像として表示させる。
もちろんDEMデータなどが使えるのであれば、Surferから取り込む手順は関係ない。
詳細
細かな使用法は、それぞれのソフトのマニュアルを参照の事
- サーファーで作成したグリッドファイルは、サーファーをGrid Node Editor表示にして、ASCII
XYZ(*.dat)形式のテキストファイルとして保存する。
- このテキストファイルは、グリッド上の左下(WS)から右上(NE)へのXYZデータ(各地点ごとに改行されている)である。このデータを3DEMで読めるように加工(データ整形)する。
- 3DEMが読み込める形式は、標高値の羅列だけで、XY座標はいらない。
- エクセルでXY列を取り除き、標高だけのデータに直して、テキストで保存。
- この形式は、「標高値+改行コード」であるので、改行コードを半角スペースに置換させ、一行に羅列されるデータに直す。自分でプログラムを作っても良いし、Speeeeedといったフリーで使えるソフトを利用しても良い。(Speeeeedの場合、検索文字列が改行なので「\n」、置換文字列をスペースにして実行する。)
- できたデータを、3DEMに読み込ませる。
- 読み込ませる形式は、Terrain Model
- Dataformat and OffsetはASCII、Offsetは半角スペースなので2を入れる。
- Matrix Dimensionsは、グリッドの横方向と、縦方向の数。SurferのGrid Node
EditorのGrid Infoを参照すると楽。データの配列は、W→E、S→Nなので、W-EとS-Nを選択。
- SWとNEの角の座標を入れる。SurferのGrid Node Editorで、この角を選択すると、上に座標が表示される。これをコピーすると楽。
- Coordinate SystemはLat/Long、十進法である事は、自動的に判断されるが、後で変更も可能。
- 垂直の単位を選択
- これで読み込まれる。
- 衛星写真を重ねる
- 使用する衛星写真において、2カ所の座標を、あらかじめ用意しておく。
- 2点は東西(x軸)方向で規制されるので、できるだけ、南西と北東、ないしは南東と北東のセットを選ぶ事。
- 2カ所の座標を入れれば、自動的に重なる。なお重ねてみて大きくずれている場合がある。2点で合わせているため仕方のない事もあるので、他の2点セットを用意しておき、トライアンドエラーで行うのがよい。なお新たに作った地形データと画像データが回転していた場合(東西南北の方向が回転している)、うまく重ならない。
- 任意の視点からの画像にする。
使用したソフト
- Surfer(グリッドと標高を作成):市販ソフト
- Speeeeed(データ変換):フリーで使えるソフト
- 3DEM(衛星画像と3Dを重ね合わせ):フリーで使えるソフト
。オリジナルの3DEMの配布サイトは閉鎖されたとのことですが、このサイトから最終バージョン(version 20.4)がダウンロードできます。なおここからダウンロードできる3DEMは、XYZの標準テキストファイルは読み込めますので、上記記述は参考にしないで下さい。
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