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バングラデシュから帰国して、デジカメのデータを吸い出そうとしたとき、私はあるきっかけで、デジカメのデータが吹っ飛んでしまいました。
それは、Mac G4に、USBでカードリーダーを接続し、コンパクトフラッシュのファイル(画像)を見たときのことです。接続して、中身を見ると、けっこういろいろ写っていました。そこまでは良かったんです。
しかしその後、MOにコピーしようと思い、USBで接続されているMOに、コンパクトフラッシュからダイレクトにコピーしようとしたところ、コピーの途中で止まってしまいました。
その後、立ち上げ直して、再度コンパクトフラッシュの中身を見てみようと思ったところ、「フォーマット形式が異なります。」とでてきて、もう二度と読むことができませんでした。
もちろんデジカメに戻して入れてみましたが、こちらでも「フォーマットしていません」とのエラーメッセージです。
このコンパクトフラッシュには、現場の大切な写真(井戸の現況)が約200枚ほど写しており、とてもあきらめることのできないものでした。
そこでデータリカバリーサービスを利用してみました。
今まで利用したことがなかったので、ともかくインターネットで「データリカバリー」で検索して、片っ端からサイトを覗いてみました。
この結果、複数の会社がこのサービスを行っており、その回復の流れは以下のようになっていることがわかりました。
これらサービスの対象は、企業のシステム担当者らしく、ほとんどの業者は費用が高額です。
この中で、比較的一般のユーザーを対象としている会社を見つけました。その分、費用も安いのです。
ただ心配だったのは、見つけた会社だけが他社に比較して、約1/5の価格で、いくら何でも安すぎると感じたのです。また、他社ではメディアの容量に応じて高額化していくのですが、この会社では容量に関係なく、ほぼ金額も固定されているようでした。
以下に、私の場合(コンパクトフラッシュ128MB、1枚)でのインターネットで見つけた会社のおおよその費用を書いておきます。
他社:初期診断3万円(1万円の会社もあり)、修復費用約5〜6万円
見つけた会社:初期診断5千円、修復費用1万5千円
でも見つけた会社が富士フイルムの子会社ということと、富士関係の現像所経由での修復依頼も受け付けているようなので、少しは信頼できると思い、他社に比べて費用はかなり安くとも、ともかく出してみようと思ったのです。「だめもと」って事です。
実際のところ10万円弱も出せない!というのが本音ですけれど。
その会社のWebsiteで依頼書をダウンロードして記入し、郵便で会社にコンパクトフラッシュとともに送付して待つこと一週間。初期診断結果として、記録されているファイル数と、復旧できるファイル数とを連絡してきました。約1割のファイル(向こうの担当者は正確なファイル数を言ってきました)が復旧できないとのことで、これはあきらめることとして、復旧をお願いしました。
さらに待つこと一週間、ファイルを焼き付けたCD-Rと、もとのコンパクトフラッシュが送られてきました。
送られてきたCD-Rの中身を見てみると、かなり復旧されています。
もちろん完全ではありませんでした。これは仕方のないことです。
いずれにしてもかなりの写真が返ってきて、私は大変良かったと思っています。
ただちょびっと残念なことに、撮影順序と返ってきたCD-Rのファイルの順番が異なっているために、どの写真が、どこの井戸かがわからなくなってしまったことです。だって普通現場の記録写真を撮るとき、1枚目がNo.1で2枚目がNo.2とかって記録するでしょう。この1枚目とか何枚目って言うのがわからなくなると、井戸の番号もわからなくなってしまうんですよね。ここは盲点でした。黒板代わりの物を現場に持っていった方がいいのかな。
私が依頼したデータリカバリーの会社
当時の社名(富士マグネディスク(株)データリカバリーサービス)
2003年7月1日より、会社統合により「株式会社富士フイルムテクノサービス」になっています。
URL http://www.fujifilm.co.jp/ffts/
要した費用
- コンパクトフラッシュの送付 : \160.-(普通の郵便)
- 初期診断費用 : \5,000.- + 消費税 + 振り込み手数料
- データ修復費用 : \15,000.- + 消費税 + 振り込み手数料
実際に手元に修復データが来るまでに要した時間
3週間弱(書類の送付や、連絡等に1週間要した)
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