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真冬の地下水調査時の僕の防寒対策方法

Photo[氷点下10度の湖]

上の写真を見て下さい。

ここは、とある極寒地方の岸辺です。
この場所で油の流出事故が起きました。時季は真冬で、昼間でも氷点下です。

岸辺から油が流出している状況が確認できたため、どの地点から油が出ているかを確認することを目的として、水の中に入って、岸のどこから油膜が出てくるのかを探しました。

水の中に入ると、しぶきが服の上で氷となっていきます。
また風が出てくると、体感温度が氷点下摂氏10度近くにもなります。

このような時に、どの様な防寒対策をとればよいでしょうか。
厚着をしては、全く仕事になりません。
僕のやっている方法を紹介します。


対策は、実はそれほど難しくありません。

僕のやっている方法は1つです。それは防寒用の下着を着るの事なのです。
寒いところが嫌いな僕は、ついつい「ごっつい」上着を着ればよいと思っていたため、今までダウンとかいろいろ買ってきました。
しかしごっつい上着を着れば動きにくいため作業は困難になり、また高価であればつい「もったいない」と思って、この点も作業をしにくくなります。

そこで下着を買ってみることにしました。
これが大当たりで、非常に暖かいのです。
下着は上着に比べればそれほど高くありません。

僕の着ている下着は、以下の2種類です。


その1

Photo[アンダースーツ]

 作業着の下に、薄手のつなぎ(袖がない物が多い)、アンダースーツ等と言われているものを着ます。
 作業着屋で売っていることが多く、ナイロン地でできており、裏(肌にあたる側)は起毛状になっています。
 おおむね2千円程度です。

 ナイロン地であるため、風を通しにくく、暖かく感じます。
 また「つなぎ」であるため、特に腰あたりに風が入り込みません。

 袖がないことや、足の丈も七分であるため、作業はしやすいと言えます。
 しかし、「つなぎ」であるため、かかんだ作業や、座ったり立ったりというような腰の曲げ伸ばしの多い作業は、腰にかなり負担がかかります。

その2

Photo[上半身用防寒下着] Photo[生地の様子]

 冬の登山用の下着です。
 登山用品を扱っているスポーツ用品店で販売されています。
 価格はなんと上下であわせて約7千円もします。

 生地は上の写真にもあるように大変薄く、えっこんな物で暖かいの?と思うほどです。
 しかしこれが大変暖かいのです。
 気温が氷点下10度の深夜、風と雪がかなり強く吹いていた時に、地下水の観測をせざるを得ない時がありました。
 この時に着ていたのがこの下着です。
 ただしご覧になってわかるように、風に対しては防風効果はありませんので、風が冷たい時には、かなり冷えます。

 上下が分かれているため、腰に負担が無く、またこの下着のおかげで厚着をする必要がないため、作業はかなりやりやすいと思います。


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