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ロングフライト血栓症(いわゆるエコノミー症候群)の
予防方法について

 2002年サッカーワールドカップ日本代表候補だった高原君(当時ジュビロ磐田所属)が、ヨーロッパ遠征から帰国後、この病気により日本代表をはずれてしまったことで有名になったこの病気、海外で調査をする我々も、他人事ではない。
 とくに日本は極東であり、どこへ行くにも長いフライトになってしまう。
 さてどの様にすれば予防できるのか。その予防法をまとめた。


 ここに書いてある情報は、僕が旅行するための注意点を書きだしたものです。私は医者ではありません。このページに書いてある情報について、仮に間違っていたことが書いてあったとしても、一切の責任は負いません。
 必ず、ご自身の判断に基づいて、判断してください。

 もし書いてある内容について、不適切な事柄がありましたら、是非ともお知らせ下さい。よろしくお願いします。

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ロングフライト血栓症(いわゆるエコノミー症候群)とは

 ロングフライト血栓症とは「下肢静脈血栓症」と「肺塞栓症」の合併症状。
 長時間のフライトの結果、足の静脈に血液の塊ができ、軽い場合は足のむくみだけですむが、血液の塊が肺まで流れると血管が詰まり、胸の痛みや息苦しさを覚える。最悪の場合、呼吸困難により死亡することもある。
 しかし予防措置をきちんと講じることで、予防することが可能。


なぜ起きるのか、その予防法は

 発病の誘因は2つしかない。この誘因を防ぐことにより、確実に予防できる。

  1.  第一に機内の乾燥。機内の湿度は、おおむね5〜15%と砂漠よりも乾燥している。おおむね1時間に80ccの水分が体から失われ、5時間では400ccにもなる。すなわち血液が濃くなり、血液の塊ができやすくなる。
  2.  第二に動かないこと。足の血液は歩行による足の筋肉収縮により心臓に戻る。フライト中の長時間の座位により、静脈の流れは著しく低下している。適切な対策を取らない8時間以上のフライトで、中高年の80%はマイクロ血栓が発生していると推測されている。

 よって水分を補給し、歩くことで予防できる。

 しかし以下のような人は、血管の専門医に相談しておくことがよい。


まとめ(参考文献を全文引用)

かかりやすいタイプ

予防法

機内での対策


僕はどうしているか

 僕は必ず通路側に席を確保している。これだけでも大きく違う。窓側の方が席を立つときに、強制的に動かざるを得ないし、自分でもほかの方に遠慮せずに動きやすい。

 では体に気をつけてよい旅行を。


参考文献

  1. 「飛行機中の旅行医学」篠塚 規、(Mebio Vol.18 No.3, Mar 2001)
  2. 「安全な旅をお望みの方だけお読みください!」オブベース・メディカルコーポレーション、(パンフレット)

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