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Surferで緯度経度の図面を書かせた場合のスケールの設定方法


 Surfer(Golden Software)を用いて、初めての地域(日本国外)での地形図作成には、そのデータソースとして、1) DCWの河川や国境データ、2)SRTMのDEMデータ(Ver4.1以降ならノイズもなく使いやすい)、3)Global Topographyのグリッド水深データ、を使われると思う。これらのデータは、いずれも位置情報はWGS84の緯度経度のデータである。
 このようなデータをSurferで利用する場合、どのようにMapScaleを設定するか、ちょっと困ることがある。そこで簡単に自分への覚え書きとしてまとめた。
 申し訳ないのだが、このページは自分のための覚え書きの目的が主なので、わかりにくい点があっても、その点はご了承願いたい。


概要

 1.緯度経度であるため、たとえ同じ1度であってもXY座標が等しいarc sec.であっても、等しい距離さとはならない。このため、各緯度経度に応じて、等しい距離になるように、Scale barの設定を行う。
 2.なお、ここで書き示すの設定は、1)緯度経度をグラフ(Surferで作成する図)のXY軸の単位とした場合で、2)かつMap Scaleを表示させること、3)そのスケールバーの長さのunitは、メートルのような距離の単位で表示させる、これら3点を実現させることを目的とする。

 この設定の考え方はとても簡単で、長さが異なるので、それぞれの異なる比率を、それぞれのbarに設定してやるだけ。以下具体的に示そう。

緯度経度の設定方法

1.作成したい対象範囲の緯度経度で、1度の距離を計算する。
2.その距離の縦横の比率を計算(Longi/Lati)し、MapのProperty ManagerのScaleのY ScaleのMap units per cmに入れる。

Scale Barをmeterで表示させる

1.上記の1の計算で1度に対する長さ(km or m)を計算しているので、この長さの単位kmないしmに対する比率を求める。すなわち仮にここで1度が108.715kmとした場合、スケールバーとして100kmを表示させたいのなら、計算としては 108.715 / 100 = 1.087 となる。
2.SurferのAddでScaleBarを追加した後、そのProperty managerのGeneralのCycle Spacingに、上記の比率値を入れる。これで表示単位が度から、見かけ上km単位に変わる。

参考

 緯度経度の長さの計算は、SurferのメーカーであるGoldenSofwareにもExcelファイルがあるし、ネット上に多数のサイトがある。なおGoldenSofwareではQ&Aの答え中に、このエクセルファイルへのリンクがあるので、探してみると良いだろう。

以上


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