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携帯電話に内蔵されているGPSによる測位について

 携帯電話に内蔵されているGPSによる測位データについて、メモを残しておきます。

  1. ドコモ(NTT-Docomo)
  2. au

A. F-09B(通称:らくらくホン7)

A-1. 緯度経度の数値データ

 以下の方法で、パケット通信料金がかからず無料で、現在位置(測位を行った位置)の緯度経度の数値が確認できる。またこの携帯は、測位した日時も含め、50データが携帯本体に保持されるので、非常に便利だ。
 ここで紹介する方法は、携帯上での地図上での位置表示ではなく、数値のみである。もちろん現在地を表示させることも可能であるが、地図をダウンロードするのにパケット通信料金が必要となり、無料ではなくなる。Docomoのカタログ(10-11月/2010年)のp.60によれば、地図を1回表示させるだけで、パケット割引サービスを利用しない場合で約90〜145円、パケホーダイの割引の場合で約36〜59円かかる。

  1. 待ち受け画面の状態で、ボタン「3(さ, DEF)」を1秒以上押す。
  2. 測位が終わると、次のメッセージが表示されるが、ここで「決定」ボタンを押さないこと。「今いる場所の確認が終了しました。今いる場所を情報提供者に送信します。」
  3. 決定を押さずに、上記のメッセージが表示されている状態で、電源ボタンを1回押して、待ち受け画面に戻る。
  4. 記録・保持された測位データの確認は、待ち受け顔面で、「メニュー」 - 「6 地図を見る・GPSを使う」 - 「9 測位した位置の履歴を見る」の操作により可能。
  5. 各測位点のデータは、詳細の履歴表示(電話機ボタンを押す)にて確認できる。

 記録・保持されている測位データは以下の通り。

  1. 座標系:WGS84 (注:固定で変更できません)
  2. 緯度経度:1/1,000秒
  3. 測位レベルの星数の意味:

A-2. GPSロガーとして使う

 この機種での測位とそのデータの記録は、一つ一つ手動で行うか、または携帯のプログラム(iアプリと称する)の要求により自動的に記録が行われる(docomoでは後者の記録方法をオートGPSと称しているらしい)。この2つの方法しかないため、iアプリを使わずに携帯本体のみで、一定時間ごとに測位を記録することはできないようだ。

ドコモの有料サービスを使う

 ドコモでは「今どこサーチ」という有料サービスの中に「スケジュール検索」というサービスがある。この機能は、一定時間(5分/10分/15分/30分/60分/120分) ごとに、その携帯の位置をメールで発信するというもの。
 ただしこの機能には制限がある。

  1. メールの宛先は、DOCOMOのみで、それ以外のアドレスには発信しない。PCでも受信はできるらしいが、その場合、docomo web mail での受信に限られるらしい。
  2. メールで送信される内容は、地図へのリンク情報のみで、測位の数値情報は見ることができないらしい。もちろん携帯で地図表示をさせればパケット料金は発生する。さらにPCの docomo web mail で地図表示をさせても、契約している携帯に表示料金が課金されるとのこと。(ただしメール本文に書かれているリンクボタンのリンク先URLを確認できれば、そこに測位データが書かれている可能性はある。)
  3. 以上の情報は、広報から得た情報のみから書いているため、実際の状況とは異なるかもしれません。

iアプリ開発に期待

 GPSの機能を個人でも使えるように開発キットを公開したとのことなので、GPSロガーとして携帯を使えるアプリの登場を期待しています。

その他:

 手動で記録した測位データを特定のサイトに送信し、それを記録してくれるこんなサービスを提供してくれているサイトがあります。

  1. auなどのGPS携帯電話でGoogle Mapsにトラッキング

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