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地図の入手がむずかしい地域において
正確なLandmark情報の入手方法

GNS利用の薦め

概要

　初めて行く国で、かなりいい加減な地図しか入手できず、正確なランドマーク（都市や町、市などの場所）がわからず、困った事ってありますよね。
　そんな時に、これらのランドマークの座標（北緯や東経など）だけでもわかっていれば、いろいろ使うことができます。

　ここで紹介するGNSのデータベースは、ほぼ全世界の国を網羅し、それを各国ごとにファイル化し、都市をはじめ道路や鉄道、池などのランドマークや地名が、緯度経度や様々な情報とともにに入っているインターネット上のデータです。
　もちろんフリーでダウンロードして使うことができます。

　このデータは、２週間に一度のデータのアップが行われており、2003年初頭で、収録数は3.90 million features with 5.37 million names (approximate)とうたっています。
　収録されている座標は、WGS84の分十進法なので、使いやすいと思います。

　例えばバングラデシュの場合、バ国内約３万４千カ所のデータが、標準テキストファイルで約４MBの一つのファイルに納められています。

ダウンロードファイルの中身

　zipで圧縮されて、各ファイルは約１MB程度になっている。

　ファイルは標準テキストファイルで、各要素ごとにtab区切りで、それを各地点ごとに改行コードで区切って作られているので、利用方法は簡単。
　例えばエクセルで、tab区切りのテキストファイルで読み込んで、必要な列だけに編集すればよい。

　データ形式は以下の通り。
　なお地名がUnicode(UTF-8)で書かれている部分があり、この部分は、普通のエディターなどでは表示できない。しかしUnicodeで書かれているからと言って、その国の言葉で書かれているわけではないので、あまり意味を持たない。もちろんナビゲーションソフトもユニコードに対応しているものはたぶん無いので、この点からもユニコードのデータは必要ないだろう。

• RC
• UFI
• UNI
• DD_LAT
• DD_LONG
• DMS_LAT
• DMS_LONG
• UTM
• JOG
• FC
• DSG
• PC
• CC1
• ADM1
• ADM2
• DIM
• CC2
• NT
• LC
• SHORT_FORM
• GENERIC
• SORT_NAME
• FULL_NAME
• FULL_NAME_ND
• MODIFY_DATE

利用法

　利用法は様々。

　例えばハンディＧＰＳにアップロードすれば、初めて行く国でも、けっこう心強い。
　もちろんWinCEやパームなどの小さなＰＣで使われているナビゲーションソフトに入れて、ＧＰＳと連動させて使っても、かなりおもしろいと思う。
　ただし市販品のポジションリストと比較すると、鉄道の駅が無かったり、都市部の情報が少ない点は、仕方のないことだろう。

Download

　GEOnet Names Server (GNS)

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