書名:実戦・日本語の作文技術
著者:本多 勝一
発行:朝日文庫


目次

はじめに 3

<前編>実戦・日本語の作文技術

  1. 読点(コンマ)の統辞 15
  2. 「わかりやすい」ということ 49
  3. かかる言葉と受ける言葉−「直結」の原則 61
  4. 「修飾の順序」実戦編 80
  5. 「テンの二大原則」実戦編 99
  6. 裁判の判決文を分析する 140
  7. 欠陥文をどう直すか 164
  8. たかが立て札の文句だが... 176

<後編>日本語をめぐる「国語」的情況

  1. 日本語と方言の復権のために 185
  2. 「日本語類語大辞典」の編纂を 205
  3. 日本には日本語の辞書が存在しない 211
  4. 真の「日本語大辞典」への一里塚たる藤原与一博士の「瀬戸内海方言辞典」 216
  5. 作文を嫌わせる方法 221
  6. 複眼と「複眼的」 224
  7. 何をもって「国語の乱れ」とするのか 226
  8. 家畜人用語事典のこころみ 243

<付録>わかりやすい説明文のために−西郷竹彦氏との対話 253

文庫版後書き 301